けいら耳鼻咽喉科

北海道函館市乃木町1番6-1号

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急性の嗅覚・味覚障害についてのお願い

更新日:2021年01月29日

急性の嗅覚・味覚障害についてのお願い

~新型コロナウイルス感染症の初期症状の可能性~

新型コロナウィルスの感染で、他の症状がなくても、先行して急ににおいの異常(嗅覚障害)やあじの異常(味覚障害)を自覚することがあります。このことで各医療機関に多くの問い合わせがきていますが、現時点では多くの施設で発熱や肺炎のない軽症の方は、PCR検査を行うことはできません。
においやあじが分からなくなる病気のほとんどが、新型コロナウィルス感染症とは無関係です。しかし、元々鼻の病気がないのに、「急に」においやあじがわからなくなった場合は、新型コロナウィルスに感染している可能性もあります。念のため、周囲への感染を拡大させないように、 以下のようにこころがけてください。

 

① 「におい」や 「あじ」の異常を感じてから2週間は、できるだけ不要不急の外出を控えてください。 マスクを着けて対話をして下さい。 手洗いもこまめにしてください。 医療機関への受診は控えて、 毎日温測定をしてください。

② 37.5度以上の発熱が4日以上続く場合や、 咳、 息苦しさ、 だるさがあれば、お住まいの区市町村の帰国者・接触者相談センタ ーにご相談ください。 厚生労働省のホームページからも確認することができます。

③ 嗅覚障害・味覚障害に対しての治療(対症療法)は、 急ぎません。 まずは何も薬を使わないで様子を見ましょう。 自然に治ることが多いです。 発熱や咳などの他の症状がなく、 嗅覚障害や味覚障害の症状が2週間以上経過しても変わらない場合は、 耳鼻咽喉科外来までお問い合わせください

 

あなたとあなたの周りのみなさんの身を守るために、 こ協力をお願いいたします。

 

(日本耳鼻咽喉科学会より)