けいら耳鼻咽喉科

北海道函館市乃木町1番6-1号

舌下免疫療法
sublingual immunotherapy

舌下免疫療法とは?

スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。今までは、アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていましたが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。
「舌下免疫療法」の特徴は患者さんのアレルギーの原因であるアレルゲンを少量から服用していくことにより、体を慣らしていく治療法であり、治療開始数か月後より対症療法と同等以上の治療効果が期待され、年単位の治療継続によって長期寛解や治癒などの最大限の効果を発揮することです。従って、服用後すぐに症状を抑える対症療法の治療とは大きく異なります。
「舌下免疫療法」は、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんが治療を受けることができます。
治療を開始する前に血液検査でスギ、ダニのアレルギーがあるかどうか確認する必要があります。

服用期間の例

1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。治療期間は3-5年が推奨されています。
初めての服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、2日目からは自宅で服用します。
月に1回程度の通院が必要です。

期待できる効果

長期にわたり正しく治療が行われると、長期にわたり症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまりの改善 涙目、目のかゆみの改善、アレルギー治療薬の減量など)をおさえる効果が期待できます。症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。
但し、10-20%ほど治療が効かない無効例が存在します。


舌下免疫療法を受けられない患者さん

  • 重症の気管支喘息の方
  • 高血圧の治療として非選択的β遮断薬を使用している方
  • 免疫抑制剤(ステロイドなど)を内服している方
  • 妊婦あるいは今後妊娠を考えている方
  • 4歳以下の幼児

副作用

主な副作用

  • 口の中の副作用(口内炎や舌の下の腫れ、口の中の腫れ、かゆみ、不快感など)
  • 唇の腫れ
  • 咽喉(のど)のかゆみ、刺激感、不快感
  • 耳のかゆみ
    など

重大な副作用

  • ショック
  • アナフィラキシー